以前の記事で、初代ポケモンの進行不能になる可能性がある場面をいくつか紹介しました。
今回は初代ポケモンで大胆なショートカットを紹介します。
『ポケモンスタジアム金銀』で道具をやり取り!
初代ポケモンにはポケモンに道具を持たせる「もちもの」システムが存在しません。
そのため、通常は初代ポケモン同士であっても道具の交換などはできませんが、『ポケモンスタジアム金銀』を中継することで一度に複数の道具やポケモンをやり取りすることが可能となります。
今回「赤」バージョンに持ち込んだ道具は以下の通りです。
- ふしぎなアメ 30個
- マスターボール
- おいしいみず
- ピッピにんぎょう
- あなぬけのヒモ
- ゴールドスプレー 30個
ポケモンもやり取りできる
連れ出したポケモンは他のカートリッジで普通に捕獲したメノクラゲ。
捕獲した直後に「いあいぎり」と「なみのり」を覚えさせてから「ポケモンスタジアム金銀」に預けて、「赤」バージョンで引き出しました。
使用カートリッジは「初代ポケモン・赤」
今回使用するカートリッジは初代ポケモンの中でも最も古い赤バージョンです。
これにも理由がありますが「赤・緑」ならどちらでも構いません。
ハナダシティ到着
大胆なショートカットを紹介する記事ですが、ハナダシティまでは特に大きなショートカットはなく、精々持ち込んだ「ふしぎなアメ」で最初に貰ったヒトカゲをリザードンまで進化させたくらいです。
後は基本的に草むらや「おつきみやま」を通る際にゴールドスプレーを使ってエンカウントを避けた程度となります。ハナダシティに到着してからは一気に色々なショートカットが可能となります。
ハナダシティに着いたら早速ジムリーダーのカスミを倒します。理由は「いあいぎり」をフィールド上でも使えるようにするためです。
「いあいぎり」でハナダシティ南にある細い木を切り倒し、ハナダシティから出ます。
この時点で、「ハナダシティ北のライバル戦」、「ゴールンデンボールブリッジ」、「マサキの家」、「ロケット団に荒らされた民家」を無視して進行することができます。
ヤマブキシティへ
ハナダシティを出たら南下し、ヤマブキシティへ入るためのゲートへ向かいます。
「おいしいみず」を持ち込むと知った時点で初代ポケモンに詳しい方は察しがついたと思います。「おいしいみず」を既に持っているので特に問題なくヤマブキシティに入ることができます。
本来ならば、「ハナダシティからマサキの家へ行き『ふねのチケット』を貰ってクチバシティでサント・アンヌ号に乗り、船長から秘伝マシン1(いあいぎり)を貰うことでマチスを倒したり、イワヤマトンネルを超えてタマムシシティへ行き、そこで初めて飲み物を購入することでヤマブキシティへ入る」ことができます。
これらの過程を一気に飛ばしてしまった。恐ろしき「おいしいみず」・・・
上述の通りヤマブキシティのフレンドリィショップで「あなぬけのヒモ」を購入しました。
ちなみにこの時点でのゲーム内のプレイ時間は「24分」です。
「じてんしゃ」をゲット
ヤマブキシティを南下しゲートを越えてクチバシティへ向かいます。その目的は「じてんしゃ」。
クチバシティの「ポケモンだいすきクラブ」で会長の長い話を聞くことで自転車の「ひきかえけん」を貰うことができます。
「ひきかえけん」を貰う前にヤマブキシティで「あなぬけのヒモ」を購入し合計2個持っていたのは、クチバシティにある「ディグダの穴」で使用するためです。
初代の「あなぬけのヒモ」はダンジョンなどで使用すると最後に使用したポケモンセンターまで直接戻ることが可能です。
私はここに来るまでに利用したのはハナダシティのポケモンセンターだけなので、クチバシティから一気にハナダシティまで移動し、自転車を引き替えてもらいました。
シオンタウンの「ポケモンタワー」へ
自転車を手に入れたら、再びヤマブキシティを経由してシオンタウンへ向かいます。
シオンタウンの「ポケモンタワー」最上階を目指す道中で最初にポケモンを貰った時以来のライバルとのバトルに。本来ならばここでもう4-5回目(2戦目は元々スルー可能)のバトルになりますが、今回は色々と無視して進行しているのでまだ2回目です。
特に特殊な会話があるわけでも不具合が起こるわけでもなく極普通に進行することが可能です。
通常の進行では、タマムシシティのゲームコーナー地下にあるロケット団の基地でサカキを倒し「シルフスコープ」を手に入れていなければ、「ポケモンタワー」最上階直前の「ゆうれい」との強制エンカウントでバトルすることができず引き返すことになりますが・・・
これを回避する道具が「ピッピにんぎょう」。
「ピッピにんぎょう」で供養になったのか成仏してしまいました。
この道具は野生のポケモンとのバトルで使うと強制的に逃げることができる使い捨ての道具です。「ゆうれい」も野生のポケモンという判定で有効なようです。
この「ピッピにんぎょう」は通常のプレイであってもタマムシデパートで購入し、同じように「ゆうれい」に対して有効なので、是非一度はお試しを。
この後は普通に最上階でフジ老人を救出し、「ポケモンのふえ」を手に入れることができます。この時点でゲーム内のプレイ時間は「38分」です。
セキチクシティへ
続いてはタマムシシティからサイクリングロードを通りセキチクシティへ向かいます。
ここまでジムリーダーは2人しか倒していないが、セキチクジムのジムリーダー・キョウは倒しておきます。理由は「なみのり」をフィールド上でも使えるようにするためです。
「なみのり」を使うことで上述の「赤・緑」でしかできないショートカットを行えます。ここまでのゲーム内プレイ時間は「50分」です。
ふたごじま
セキチクシティから「なみのり」することおよそ2分、遂に「ふたごじま」に到着しました。
「ふたごじま」といえば野生の「フリーザー」と出会えるダンジョンですね。
本来ならば、「なみのり」と「かいりき」を駆使して仕掛けを解くことでフリーザーとバトルできるが、今回は「かいりき」なしでバトルしたいと思います。
セキチクシティ側から「ふたごじま」に入り、そのまま近くにある穴から落下します。
ここでも落下し続ける。
最後にはここまで落ちて強制的に「なみのり」状態で移動させられます。
移動した先でフリーザーの居る離れ小島の対岸まで移動します。
この画像の位置辺りでは「かいりき」で仕掛けを解くことなく普通に「なみのり」を使って移動することが可能です。
離れ小島に到着。「ふたごじま」の出入り口からフリーザーに会うまでおよそ48秒。あとは持ち込んだ「マスターボール」で捕獲するだけです。
捕獲完了までのゲーム内プレイ時間はおよそ「54分」です。最後に「あなぬけのヒモ」を使ってセキチクシティのポケモンセンターまで移動して、今回の記事の中で私がやりたかったことは終わりです。
記事上部でも触れましたが、この「ふたごじま」のショートカットは初代ポケモンの中でも「赤・緑」でしかできません(VC版でも可能)。